4月1日

○偉大なロシアの作曲家であり卓越したピアニストのセルゲイ・ワシーリェヴィチ・ラフマーニノフが誕生した(1943年没)。1897〜98年、大企業家であり芸術家のパトロンであったサッヴァ・マモントフのモスクワ・ロシア・オペラの指揮者、1904〜06年にボリショイ劇場の指揮者を務めた。1917年12月亡命、1918年から米国に居住。

4月7日

○ロシア正教会12大祭の一つ聖母福音祭。受胎告知を祝う日。この日は地獄の罪人も苦しまないと言われる。因みに日本ハリストス正教会では生神女(しょうしんにょ)福音祭と呼ばれる。

4月12日

○1961年、人類史上最初の宇宙飛行を行ったユーリー・ガガーリン(1934ー1968)を記念する宇宙飛行の日。宇宙船「ヴォストーク1」は108分で地球を回る軌道を一周した。

4月13日

○1883年、教会聖歌隊指揮者、作曲家、コーラス指揮者であり、「聖戦」(1941)及びソ連国歌(1943)を作曲し、赤軍合唱団を創設(1928)したアレクサンドル・ワシーレヴィチ・アレクサンドロフ(1946年没)が生まれた。赤軍合唱団は現在アレクサンドロフ合唱団と呼ばれ活動している。

○1943年、世界は初めてスモレンスク近郊のカチンの森の悲劇を知った。ラジオ・ベルリンがそこに埋められていた数千のポーランド将校を発見したとの情報を報道した。1990年になって、ようやくソ連政権は、それがソ連内務人民委員部(内務省)の仕業であることを認めざるを余儀なくされた。このカチンの森は無実の罪で30年代に弾圧されたソ連市民も大量に埋められていた場所であり、1940年の春に収容所から移送され、銃殺され、埋められたポーランド人将校は4千人以上にのぼる。

4月29日

○1818年、偉大な改革者、ロシア皇帝、アレクサンドル二世(アレクサンドル・ニコラーエヴィチ・ロマーノフ、1855年に帝位に就き、1881年革命派によって暗殺された)が誕生した。皇位継承者の誕生はモスクワ中では2001発の祝砲で知らされ、翌日にはウスペンスキー聖堂で感謝の祈祷が行われた。皇帝はニコライ一世の長男で、1861年の農奴制廃止や地方自治、裁判、検閲、高等・中等教育、軍隊の制度改革によってロシアの19世紀末から20世紀初頭にかけての急速な発展を促した。またカフカス(1864年)、カザフスタン(1865年)及び中央アジアの一部(1865〜81年)をロシアの版図に入れ、鉄道網を大きく展開させた。治世中には革命派の弾圧も行ったが、公式的には「解放者(オスワボチーチェリ」として知られた皇帝である。ペテルブルグの所謂爆弾テロで致命傷を負った場所にはモザイク模様の美しい壮大なキリスト復活聖堂(俗称血の教会スパス・ナ・クローヴィ)が建立された。この聖堂は第二次世界大戦で破壊されたが、近年ようやく修復が完成して観光の名所になっている。

○1863年、アレクサンドル二世は体刑の廃止及び犯罪者に烙印やスタンプを押印することを禁止する勅令に署名した。

○1988年、ロシアのキリスト教宣教1000年記念祭の前日、ソ連共産党書記長ミハイル・ゴルバチョフがモスクワ総主教ピーメン及び宗務院メンバーとの会見を行った。この会見がソ連政権とロシア正教会との関係の抜本的転換を画するものになった。